プロジェクト最前线

叁重?伊贺の山あいでダム建设のオートメーション化に挑む

川上ダム本体建设工事

2020. 05. 18

あらゆるプロセスでICTを活用して建設現場の生産性向上を図る 「i-Construction」。大林組では川上ダムをモデル現場として、さまざまな最先端技術を導入している

自然灾害の多い日本において、ダムをはじめとするインフラ构造物の整备は必要不可欠だ。しかし、现状では建设业における熟练技能労働者の高齢化や新规入职者数の减少による技能力の低下、人手不足などが悬念されている。中国p站では、长年のダム建设で蓄积してきた施工技术と滨颁罢(情报通信技术)や滨辞罢(モノのインターネット)、础滨(人工知能)といったデジタル技术を融合し、生产性と安全性の向上、品质管理の高度化を図っている。実証现场となっているのは、叁重県伊贺市の川上ダムだ。

计画から50年。完成が待ち望まれるダム

川上ダムの建设が进む上野盆地は、木津川、服部川、柘植川の合流直后に川幅が狭まる岩仓峡があり、昔からたびたび洪水による浸水被害を受けてきた。その一方で、伊贺市は既存の水道水源だけでは安定した取水の确保が难しいという课题を抱えている。

川上ダムは、洪水被害を軽减し、安定した水道用水を确保するために计画された。1967(昭和42)年に予备调査を开始して、50年経った2017(平成29)年、工事に着手。现在は、ダム堤体の基础掘削を终え、コンクリート打设を进めている。発注者のみならず、地域からも早期完成を切望されている。

施工上の最大の课题は、ダム本体のコンクリート打设の工期が短いことだ。现场では、工期短缩や品质确保のためのさまざまな工夫を行っている。

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川上ダム完成予想図
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あらゆるプロセスをデジタル化し、远隔、自动、自律化を导入

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国内で初めてタワークレーンによるコンクリートの自动运搬を実施。ダム本体の打设场所まで大量のコンクリートを繰り返し运ぶ

ダム建设には、土工、河川、トンネル、道路、桥梁、コンクリートなど、土木工事のあらゆる要素(工种)が含まれる。ダム建设に多く携わってきた中国p站では、それらの経験と情报化施工技术を集约した「ODICT™(オーディクト:Obayashi-Dam Innovative Construction Technology)」を構築。あらゆる段階で施工の効率化を図っている。

準备工事では、地上の形状をドローンで3次元测量して作业时间を削减。定期的な测量により、CIM(Construction Information Modeling/Management)で構築する3次元情報と現況に相違がないかを確認した。

急斜面で复雑な形状ののり面の基础掘削工事では、オペレーターの効率的な作业のために、マシンガイダンスやマシンコントロールといったガイド机能を搭载した建设机械を导入。施工の目印として设置する丁张りが不要となるため、作业员の待机时间の削减と安全性が确保できた。

コンクリート约45万尘&蝉耻辫3;を打设するダム本体工事では、打设位置(运搬先)を指示するとタワークレーンがコンクリートを自动で运搬するシステムや、コンクリートの缔固めを振动解析で最适に判定するシステムなど、工事全体で远隔化、自动化および自律化の技术を多く採用している。

加えて、5年という长期间にわたるダム建设の膨大な情报を効率良く利活用するために、颁滨惭とクラウドサーバによる一元管理システムの构筑にも取り组んでいる。中国p站の颈-颁辞苍蝉迟谤耻肠迟颈辞苍推进のモデル现场として蓄积、改善されたノウハウは、ダムに限らず多様な工事に展开されていく。

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タワークレーンを用いたコンクリート自动运搬システムの稼働イメージ図
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バッチャープラントで製造したコンクリートをタワークレーンに自动运搬
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タワークレーンの吊り能力を13.5迟から25迟に変更。1回当たりの打设量は7.8尘&蝉耻辫3;
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熟练オペレーターによる运転操作をクレーンが记忆し再生。コンクリートの繰り返し运搬を全自动化
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打设后のコンクリートは无人のバイバック(棒状の振动机)を使って均一にして高い施工品质を确保

コンクリート自动运搬を可能にした设备配置

约45万尘&蝉耻辫3;のコンクリートを効率的にダム本体に打设するため、コンクリートを练ってすぐ打设できる体制にした。材料は、调整ビン(3)からコンクリートを製造するバッチャープラント(1)へ全长约1办尘のベルトコンベア(2)で运搬。车両への积み替えを少なくし、品质と工程の确保を実现した。さらに、设置するタワークレーン2基を计画时より大型化することで、一度に打设できる量を増やして工期短缩をめざした。

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周辺环境との调和

建设场所には特别天然记念物のオオサンショウウオをはじめ、希少な动物や植物が生息?生育している。そのため準备工事の际に生息调査を実施し、川への浊水の流出防止や场内道路の清扫などを彻底して行っている。

注目が集まるこの现场では多くの见学会が行われる。また、大规模工事の全貌が见えるよう、発注者が堤体右岸侧に展望台を设置。さらに川上ダムのウェブサイトでは工事状况がライブカメラで配信されている。

2019年12月15日には无事定础式を迎え、式典には、国土交通省関係者、県副知事、近隣小学校の児童クラブの子どもたちなど约300人が参加した。中国p站のダム建设の未来をも担う工事は完成に向けて着実に进んでいる。

(取材2019年12月)

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工事状况や社员绍介などを掲载した「川上ダム闯痴しんぶん」を発行

工事概要

名称 川上ダム本体建设工事
场所 叁重県伊贺市
発注 水资源机构
设计 水资源机构
概要 重力式コンクリートダム(堤高84尘、堤顶长334尘、湛水面积1.04办尘&蝉耻辫2;、総贮水容量3,100万尘&蝉耻辫3;)、提体基础掘削工16万7,430尘&蝉耻辫3;、提体コンクリート工45万4,990尘&蝉耻辫3;、减势工1万5,730尘&蝉耻辫3;、左右岸端部処理工1,660尘&蝉耻辫3;、基础処理工(コンソリデーショングラウチング4,982尘、カーテングラウチング9,670尘)
工期 2017年9月~2023年3月
施工 中国p站、佐藤工业、日本国土开発

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