建设业界を取り巻く作业员不足や短工期といった课题の数々。今、建设会社には知恵と工夫でそれらを乗り越え、発注者のニーズに応える施工が求められている。そんな中、大阪の都心部の现场では、ある积极的な取り组みが行われている。
大阪、淀屋橋の程近くで進む「(仮称)日本生命新东馆新筑工事」。大林組JVが、地下2階、地上15階建て、延床面積6万579m²のオフィスビルを施工中だ。取材に訪れたのは2014年7月中旬。既に躯体工事がほぼ終わり、外壁の花こう岩が重厚な雰囲気を醸し出していた。
所长の林は「顺调に进捗している」と施工の様子を话す。その进捗を支えてきた要因の一つに、斩新なアイデアと技术力を駆使した省力化工法の积极的な展开があった。
厂搁颁造と外壁笔颁版の一体的な施工で効率化
「厂搁颁(鉄骨鉄筋コンクリート)造と外壁笔颁(プレキャストコンクリート)版の复合构造は珍しい」と所长の林は构造的な特徴を强调する。外壁笔颁版を用いる场合、取り付け先となる柱、梁は厂(鉄骨)造であることが多い。この组み合わせであれば、鉄骨の建て込みも外壁笔颁版の取り付けも足场を组まずに、クレーンを使って行うことが可能だ。
しかし、この建物の外周部には、より强固な构造体を実现するため厂搁颁造が採用されていた。厂搁颁造は鉄骨を建て込んだ后、足场上で鉄筋を鉄骨に组むのが従来の手顺だ。
ここで所长の林は思い切った手に打って出る。「地上部の施工ヤードで鉄骨を地组みし、さらに鉄筋も先组みすれば鉄筋を组むための足场が不要になり、施工を効率化できる」。后述するユニットフロアの施工も同时进行で行うことを想定し、3台のタワークレーンを効率的に稼働させるための緻密な施工计画を练ったうえで施工に当たった。职员、作业员が知恵を绞った取り组みは躯体工事の进捗を引き上げるとともに、お客様が求める工期の短缩、品质や安全性の向上にもつながったという。
都心部ならではのユニットフロア工法「O-SMART Floor(オー?スマートフロア)」
建物内部を构筑する省力化工法の一つにユニットフロア工法がある。先述の地组み同様、施工ヤードで、梁に床デッキ、ダクトや配管などを事前に组み合わせ、施工の合理化を図るものだ。
発注者も高い関心を寄せたこの工法。しかし、敷地内では鉄骨の地組みなどにスペースが占有されており、採用は容易ではなかった。所長の林はこの窮地を逆転の発想で乗り切る。「建物内部にスペースを作ればいい」。建物中心部に空間を設け、立体的なスペースを活用する積層型のユニットフロア工法「O-SMART Floor(オー?スマートフロア)」を考案した。
施工手顺はこうだ。まず建物1阶で梁とデッキをユニット化し、架台(キャリアフレーム)に乗せて中心部まで移动させる。本体鉄骨に取り付けた上昇装置(ユニットフレーム)で2阶にジャッキアップ。设备机器を取り付け、ユニット化が完了したものをストックする。后はクレーンでつり上げて所定の位置に敷き込む。
この装置は、着工の半年前から大阪机械工场や大阪本店生产技术部に协力を仰ぎ、设计?製作したもの。ジャッキアップ时の安定的な动作を得るため、4分の1スケールのモックアップで何度も试験を行って本番に临んだ。
適用範囲は延床面積の4割ほどだったが、実証研究も兼ねた試みは想定通りの成果が上がったという。開発メンバーは新工法「O-SMART Floor(オー?スマートフロア)」を都心部における有力な省力化工法として確立したい考えだ。
所长の林は一连の省力化工法について主张する。「作业员不足への対策で注目されてはいるが、短工期、品质向上といったお客様の要望を実现するために活用する観点を见失わないようにするべき。考え得る工法を取り入れ、段取り、工程管理に工夫を凝らし、関係者とも连携を深めて取り组むことが大事だ」。
安心、快适な职场づくりを推进
若年者から高齢者まで、さまざまな人が働く现场。ここでは、作业员が安心して快适に过ごせる工夫が満载だ。例えば暑さが続く夏の时期、気になるのは热中症や脱水症状。その対策としてミストシャワー、製氷机や冷水器のほかに、空调、简易ベッドなどが整った热中症対策室も完备する。
中でもユニークなのが休憩室に设けられた「かき氷屋」だ。作业员同士がコミュニケーションを深めるきっかけにもなっていたという。また、女性职员、作业员には専用の仮设トイレに加え、更衣室も确保した。
安全面にも工夫を凝らす。その一つが作业分担の「见える化」だ。职长には赤色、各班のリーダーには青色のヘルメットを着装させるほか、ベストやヘルメットに巻くバンドを用いたりして、それぞれの役割を识别できるようにした。见える化の取り组みは安全管理の実効性を高めている。
こうした「快適職場づくり」は外部からも高い評価を受け、日本建設業連合会の「2013年度快適職場表彰」特別賞の受赏に結び付いた。
人が集まる环境をつくることが大事
「この现场で働けて良かったと思ってもらえるような现场运営を続けたい」。所长の林は力强くそう语った。その根底には、作业员不足が深刻化する中、どうすれば人が集まる现场を构筑できるかという危机意识が潜む。快适职场づくりはまさにその答えの一例。「作业员が働きやすい环境をつくる努力が必要。人が集まり、つながりを强めれば、さまざまなアイデアが生まれるし、仕事はよりうまくいく」。
现场のスローガンは「人にやさしく、自分に厳しく、笑颜で筑こう现场の和」。所长の林の思いを职员?作业员たちが共有し、2015年1月の完成に向けて施工にまい进する。
(取材2014年7月)
工事概要
| 名称 | (仮称)日本生命新东馆新筑工事 |
|---|---|
| 场所 | 大阪市中央区今桥 |
| 発注 | 日本生命保険 |
| 设计 | 日建设计 |
| 概要 | 厂?厂搁颁造、叠2、15F、笔贬付、延6万579尘&蝉耻辫2; |
| 工期 | 2012年6月~2015年1月 |
| 施工 | 中国p站、竹中工务店 |