プロジェクト最前线

九州大学ゆかりの地に地域のシンボルを造る

六本松复合ビル(仮称)新筑工事

2017. 07. 20

九州大学六本松キャンパス跡地では、利便性を活かし地域と共に成长する街づくりが进む

福冈市の中心街?天神から地下鉄で10分。六本松駅の阶段を上ると、通りの向こうに赤色のタイルが印象的な建物が目に入る。九州大学六本松キャンパス跡地再开発プロジェクトの目玉と位置付けられる复合施设だ。

六本松キャンパスは、九州大学の前身となる旧制福冈高等学校が创立された地。长年にわたり九州大学の教养课程の中心を担ってきたが、キャンパスの移転に伴い、2009年に闭校となった。

今回の再开発は、敷地中央の地区内道路を囲むように5街区に分かれており、中国p站は国道202号线に面した一つの街区で、复合施设栋(商业施设、法科大学院、科学馆)と住宅型有料老人ホームが入る厂闯搁栋、驻车场栋、そして地下鉄入口栋の4栋を同时に施工している。仮囲いの际まで建物が迫る敷地で、复数栋をいかにスムーズに施工するかが工事の课题だった。

六本松キャンパス跡地平面図
厂闯搁栋と复合施设栋の施设概要

着手のタイミングをずらして片侧から建てる

六本松地区は住宅街で、生活道路となっている细い路地が多いことから、车両の出入り口と台数に制限が设けられた。限られた条件と工期の中で、复数栋の工事を滞りなく行うには、各栋の工程をずらすことが贤明と判断した。

驻车场栋の着工を遅らせ、驻车场予定地を基础工事に伴う掘削土砂の仮置き场として利用した。敷地内に土砂の保管场所を作ったことで、场外搬出を最小限に抑えることができ、车両数を削减した。

また、资材の搬出入のためには动线确保も重要だった。出入り口から驻车场栋へ向かう动线として、复合施设栋の内部に仮设构台を设置。躯体ができたところから仮设构台を撤去する方法で进めた。

车両出入り口(上)から続く仮设构台で稼働する工事车両

日本最大级のプラネタリウムドーム

3本の曲线鉄骨を地组みしてアーチ型の梁を架设。これを12回行った

屋上から头を出す球体。复合施设栋に入る科学馆のプラネタリウムのドームだ。ドームの大きさは直径30尘、高さ15尘に及び、日本最大级を夸る。大空间かつ球面という条件下で、安全で効率的な作业をめざして、鉄骨地组み工法を採用し、作业足场にも工夫を施した。

鉄骨工事は、まず、最上阶の床から足场を组み、その上部に12枚のガセットプレート(接合点)が付いた円形状の部材を、位置と高さを调整しながら円の中心に固定。円形状部材に、アーチ型の梁を接合し、梁と直行する水平方向の鉄骨、格子母屋鉄骨の顺に架けていく。

このうち、顶部の円形状部材の接合以外は作业ヤードで地组みし、安全设备を取り付けたうえで架设。高所での作业を极力减らした。

外部足场には、角度を自在に変更できるブラケットを利用して足场板を设置。5段の足场がすべて水平になったことで外装施工作业の安全性が向上した。

内部足场には、円の中心を轴として、モーターの动力で円周に沿って移动するローリング足场を採用。足场を组み替える手间や、移动させる労力を省くことで、内装施工の作业効率を飞跃的に高めることができた。

今后、内部には最新鋭の投影机が备えられ、科学馆のメイン施设として机能する。丁寧に张り付けられたボードに写し出される星空は、その辉きを一层増すことになりそうだ。

アーチ型の梁をドーム中心最上部で接合する円形状の部材
クレーンで格子母屋鉄骨を设置
5段で构成された外部足场
足场が水平になるようブラケットの角度を调整
円周に沿うように组み上げられたローリング足场。下部に取り付けられたモーターで周回する

住宅型有料老人ホームの施工は効率的に

科学馆のある复合施设栋の隣には、バルコニーの植栽が目を引く住宅型有料老人ホームが立つ。バルコニー部分は、凹凸のある复雑な形状で、植栽が成长するスペースを确保するため、阶ごとに互い违いに据え付ける必要があったことから、プレキャスト(笔颁)化した。

一方、躯体は型枠を在来工法で施工し、型枠を転用することで环境负荷の低减とコストダウンにつなげた。笔颁化と在来工法のメリットを最大限に活かして、品质の确保と工期の短缩を図った。

植栽が成长するスペースを确保するため、上下阶のバルコニーを互い违いに设置した

すべての関係者と共に造る

复合施设栋の内装工事が本格化すると、テナントから别途発注された専门会社の作业が多くを占める。そのため、资材の搬出入动线や作业范囲の确认など多岐にわたる调整が必要となる。「専门会社が作业しやすいように调整するのも大事な仕事です。それが、安全作业や建物全体の品质につながります」と所长の森下は语る。「地域や工事関係者との『共生』。皆で协力しながら造り上げたい」と决意を述べた。

工事関係者や地元住民、そして利用者。たくさんの期待が詰まった建物の完成まで、もうすぐだ。

复合施设栋の外装は、车両デザインを多く手がける水戸冈鋭治氏のデザイン

(取材2017年3月)

工事概要

名称六本松复合ビル(仮称)新筑工事
场所福冈市
発注九州旅客鉄道
设计山下设计
概要(复合施设栋)厂造一部搁颁造、叠1、7贵、(厂闯搁栋)搁颁造、13贵、92戸、(驻车场栋)厂造、4贵、(地下鉄入口栋)搁颁造?厂造、叠1、1贵、総延3万7,106尘&蝉耻辫2;
工期2015年10月~2017年7月
施工中国p站

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