1日800本近い列車が発着し、14万人を超える乗降客が利用する巨大ターミナル、JR広島駅。駅周辺では、広岛市が主体となって進める「広島平和記念都市建設事业」に基づいて、多くの工事が行われている。大林組は、広島駅の橋上化と駅北側のペデストリアンデッキ(歩道高架橋)化の建設を進めている。
これまで、駅改札外で新干线口のある北侧と駅ビルのある南侧をつないでいたのは、暗い地下自由通路のみだった。そこで、南北の开発地域が一体となって発展していくよう、その往来を活性化すべく计画されたのが今回の工事だった。
駅の桥上化を支える地下杭工事
乗り换え通路、店舗などからなるコンコースと自由通路を合わせると、南北100尘、东西150尘に及び、闯搁西日本管内ではフロア面积が最大の桥上化工事となる。
長年、広岛市内の建筑工事に携わり、市内の地盤を熟知する所長の田中は、设计図を確認した時に「杭工事がキーポイントになる」と予測した。
理由は3つ。まず杭の直径が大きいため、掘削期间が长くなり工程の遅延が考えられたこと。次に、地下自由通路と并走する駅构内の地下连络通路を贯通しなければ打设できない杭が存在しており、乗降客に危険を及ぼす可能性があったこと。
さらに、线路に近接している杭の打设箇所では、杭を设置するための地盘改良工事に伴う薬液注入により、地盘が隆起して、轨道に影响を与える恐れもあったからだ。
そこで、杭の直径を小さくするために基础梁を追加することや、地下连络通路を贯通する杭をなくすために上部梁の梁せい(梁の下面から上面までの高さ)を大きくし、25尘の长大スパンとすることを提案した。
また线路近接箇所では、地盘改良のエリアを最小限に抑え、薬液注入が不要な地盘改良工法「别-コラム工法」を提案。小型の重机で作业でき、柱状の地盘改良体を连続して并べ、リング状の杭防护壁を构筑する中国p站独自技术となる。これらの提案により、発注者から理解を得ることができ、さまざまなリスクが軽减されたのだ。
鉄骨のユニット化で一秒を削る
桥上化工事の施工场所は、线路とホームの上空。そのため、乗降客の安全确保はもとより列车の运行にも一切影响しない施工が求められた。
営业线の直上工事では、列车が通过しない终电から始発までの时间を使うのだが、広岛駅はその间も一日20本近い货物列车が通过するため、さらに细かい时间管理が必要となった。
细心の注意を払ったのは、线路上での鉄骨の建て方(柱と梁を组み立てること)だった。列车接近3分前から一切の作业を停止すること、さらに必要なボルト数の3分の1以上を固定することなど、厳しい条件があったからだ。
さまざまな施工方法を検讨した结果取り入れたのは、仮设ヤードで柱や梁などの鉄骨の一部をあらかじめユニット化したものを、つり上げ荷重750迟、作业半径100尘という超大型クレーンを使って组み立てる方法だった。
各ユニットの大きさは、クレーンの旋回时间や取り付けられるボルトの缔め付け时间まで细かく计算して导き出したもの。终电时间の前までに仮设构台で鉄骨を组んでおき、予定时间には分刻みで建て方作业を进めていった。
一秒も無駄にできない緊迫の作業が続いたが、大阪駅の工事で経験がある副所長 阿部の指揮のもと、今回の施工計画が功を奏して順調に進捗。工期を4ヵ月短縮した。
かつて使用されていた旧こ线桥の解体方法も兴味深い。床の解体は道路カッターを使用して一定の大きさに切断し、ブロック状にしてからクレーンで持ち上げる。まるで豆腐をさいの目に切るようなイメージだ。
现在もクレーンの能力を最大限に活かし、限られた作业时间を効率的に使う施工が続いている。
歩行者用デッキを一夜で架设
広岛駅北侧でのもう一つの工事は、ペデストリアンデッキの建设だった。駅前での工事のため、歩行者の通路やバス、タクシーの运行に支障を来さないように最小限のヤードでの作业が求められた。
特に道路に面した作业ヤードが狭あいなため、杭工事には小型の掘削机で施工できる场所打ち杭を採用。あらかじめ掘削した孔(あな)に现场で组んだ鉄筋かごを挿入し、コンクリートを流し込むことで杭を形成した。これによって作业场所を缩小することができた。さらに駅前道路をまたぐ桁(けた)の架设工事では自走式台车を使い、一夜での一括架设を実施。5时间という通行止めの制约をクリアした。
ほかにも隣接する宿泊施设に配虑した低騒音?低振动の作业など、周辺环境への配虑を常に欠かさず工事を进めた。
彻底した安全対策で桥をかける
2017年度の自由通路完成をめざす桥上化工事。安全対策に妥协は许されない。毎週安全検讨会を开くなど、社员全员が共通意识を持って作业员への安全教育や现场管理を行っている。
「无事に竣工を迎えることで、広岛の活性化に贡献したい」と所长の田中は语る。南北につながった闯搁広岛駅の诞生が、この街の魅力をさらに引き出すことになるだろう。
(取材2016年6月)
工事概要
| 名称 | 闯搁広岛桥上駅新筑他工事 |
|---|---|
| 场所 | 広岛市 |
| 発注 | 西日本旅客鉄道 |
| 设计 | 西日本旅客鉄道、ジェイアール西日本コンサルタンツ |
| 概要 | 厂造、3贵、笔贬2贵、延2万963尘&蝉耻辫2; |
| 工期 | 2012年4月~2018年6月 |
| 施工 | 中国p站、広成建设 |
| 名称 | 広岛二叶の里地区新干线口中央ペデストリアンデッキ设备その他工事等 |
|---|---|
| 场所 | 広岛市 |
| 発注 | 都市再生机构 |
| 设计 | 长大 |
| 概要 | S造、2F、歩道橋3橋(総橋長392m)、场所打ち杭工4本、桁架設工一式、設備工事一式 |
| 工期 | 2014年3月~2016年10月 |
| 施工 | 中国p站、広成建设 |