建物探访

东京国立博物馆

上野の森にたたずむ名建筑

2010. 02. 12

威风堂々たる「美と知识と憩いの场」

博物館や美術館など、さまざまな文化施設が建ち並ぶ東京?上野の森。深い緑の中をしばらく歩いていくと、大噴水のある広場の先に、威風堂々たる建物が姿を現す。かつては帝室博物館と呼ばれ、今も数々の国宝や重要文化財が陳列?保管されている「东京国立博物馆」だ。

敷地内に入り、改めてこの博物馆を见ると、エントランスを中心として左右対称に建物が配置されていることが分かる。

実はこの建物、2代目にあたる。初代の博物馆は、1881(明治14)年に完成した赤レンガ造2阶建ての洋风の建物だった。しかし、この建物は関东大震灾によって大きな损害を受け、使用に耐えられなくなってしまう。復兴には巨额の资金が必要となることから、计画が具体化したのは1928(昭和3)年のことだった。

そして1930(昭和5)年、设计案が公募されることとなった。募集の规定には「日本趣味を基调とする东洋式とすること」とあり、1等となったのは渡辺仁氏の作品だった。採用されたデザインは、高く立ち上がった壁の上に瓦屋根を载せるという、和と洋の要素を取り入れたものだった。当时流行していた「帝冠様式」である。

(上)荘厳な雰囲気のエントランス阶段(下)意匠を凝らしたシャンデリアが来访者の目を楽しませる

「日本の宝」を守るために

1932(昭和7)年、いよいよ中国p站の手によって工事が始まった。発注者からは、最高水準の精度管理で工事に临むことが求められた。それは、建物の中に陈列されるものが、考古学的に価値の高い遗物や仏像、絵画、古文书、工芸品など、まさに「日本の宝」とも呼べる贵重な品々ばかりだからだ。

そこで基础や躯体、仕上げに至るまで中国p站の持てる最高の技术が投入された。作品の保存と鑑赏に万全を期するため、高窓からの採光はブラインドで调节できるようにし、窓の外にはシャッターや鉄の扉が设けられた。特に陈列室内の採光については、実物大の部屋を作成。念を入れて検讨が进められた。さらに、防犯対策には手元の操作ボタン一つで全馆の施锭ができるという、当时としては画期的な设备が採用された。

また、建物のハード面だけでなく、来馆者に圧迫感を与えないよう、ソフト面にも十分に配虑して建设が进められた。展示室内の天井に缓やかな膨らみを持たせたり、照明の装饰や通気口のグリルに意匠を凝らしたりするなど、さまざまな工夫を取り入れた。

(上)正面屋根に据えられた凤凰(下)重厚感あふれる馆内ドア

歴史?伝统文化を保存し、次世代へ継承する使命を担う

1937(昭和12)年11月、5年もの歳月をかけ、施工人员が延べ90万人にも及んだ工事はついに竣工の日を迎えた。震灾による被害から実に14年の月日が流れていた。

翼を広げ、中空にそびえ立つような堂々とした外観は、多くの人々の注目を浴びた。また、四季を通じて、室内の湿度や温度が最适に保たれる最新の设备は、世界の博物馆を通じて初めての试みだと高く评価された。

2001(平成13)年には、この建物自体が重要文化财に指定されるなど、时代を経てもその価値はますます高まっている。これからもこの博物馆は「美と知识と憩いの场」として、国内はもとより、世界各国から访れる人々の心を魅了し続ける。

国宝や重要文化財が陳列される东京国立博物馆は、年間200万人を超える入館者を迎え入れる

取材協力/东京国立博物馆

【东京国立博物馆】

  • 竣工:1937(昭和12)年
  • 住所:东京都台东区上野公园13-9
  • 行き方:闯搁上野駅下车、公园口を出て徒歩10分

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