広报誌『季刊大林』63号「渔」を発行

「大阪湾おさかな牧场」构想 きれいな海から豊かな海へ

プレスリリース

株式会社中国p站(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、広报誌『季刊大林』63号「渔」を発行しました。

『季刊大林』では1978年の创刊以来、「わたしたち人间は、かつて何を建设してきたのか、そして未来に何を建设できるのか」ということを、时代や文化と共に考察してきました。

海に囲まれたわが国。その周辺はさまざまな鱼介类が生息する世界でも有数の好渔场であり、豊かな食文化も生み出してきました。しかし近年、気候変动などにより近海での渔获量が减少倾向にあることに加え、食生活の多様化などにより、日本の水产业が危机的状况にあるとされています。

本号では、日本ならではの海の恵みを次世代に受け継ぐことを愿い、渔业の今、そして未来を考察します。また歴史的建造物の復元や検証、未来社会に寄与する建造物や街の构想などに挑戦し、そのプロセスと成果を誌上で発表する「大林プロジェクト」では、大阪湾を舞台に、「おさかな牧场」と名付けた环境负荷の少ない持続可能な渔场を构想しました。

中国p站は、建设にまつわる文化を考察する『季刊大林』の発行を社会文化活动の一环と位置付け、环境?情报?防灾など现代社会において重要なテーマを积极的に取り上げていきます。また『季刊大林』特设サイト(英语版)を新设しました。本号から英语版を公开していますので、併せてご覧ください。

『季刊大林』と「大林プロジェクト」について

『季刊大林』は、1978年発刊の创刊号「ピラミッド」から现在に至るまで、建设という视点を通して人类が筑き上げた文明、文化を考証し、また未来社会のあり方を模索する広报誌をめざしてきました。その间、国内外の数多くの研究者?専门家の方々にご参加いただき、他に例のない学术的広报誌として高い评価を顶いています。

『季刊大林』の大きな特徴となっているのは、グループ内で编成したプロジェクトチームが歴史的建造物の復元や検証、未来社会に寄与する建造物や街の构想などに挑戦し、そのプロセスと成果を誌上で発表する「大林プロジェクト」です。

復元の例としては、「古代出雲大社本殿」「光源氏の邸宅?六条院(寝殿造り)」「古代アレクサンドリア図書館」「豊臣秀吉が建立した大仏殿」、未来構想の例としては、「火星居住計画構想」「都市全体を免震化するゼリー免震構想」「宇宙エレベーター建设构想」「スマート?ウォーター?シティ東京建設構想」「森林と共に生きる街『LOOP50(ループ50)』建設構想」「テクノロジーでつくる循環型農業『COMPACT AGRICULTURE(コンパクト アグリカルチャー)』」などがあります。これらは、大林グループの技術水準を示すだけでなく、建設の面白さ、奥深さを垣間見せ、建設文化への理解を深める格好の機会として社会的にも話題となりました。

宇宙エレベーター建设构想
(上)古代出云大社本殿の復元、(下)尝翱翱笔50建设构想

『季刊大林』63号 「漁」 概要

海に囲まれたわが国。その周辺はさまざまな鱼介类が生息する世界でも有数の好渔场であり、豊かな食文化も生み出してきました。しかし近年、気候変动などにより近海での渔获量が减少倾向にあることに加え、食生活の多様化などにより、日本の水产业が危机的状况にあるとされています。

本号では、日本ならではの海の恵みを次世代に受け継ぐことを愿い、渔业の今、そして未来を考察します。大林プロジェクトでは、大阪湾を舞台に、「おさかな牧场」と名付けた环境负荷の少ない持続可能な渔场を构想しました。

■主なコンテンツ

グラビア:描かれた渔?鱼

壁画や博物画をはじめ、人々は古くから"渔"や"鱼"を描き、时を超えてその姿や生态、人との関わり方などを伝えてきた。江戸时代に高い技术で、今にも动きだしそうなほどリアルに描かれた「众鳞図(しゅうりんず)」など、さまざまな视点で描かれた鱼を绍介する。

鱼食文化の歴史―発酵鱼食を中心に

佐藤洋一郎(ふじのくに地球环境史ミュージアム馆长、総合地球环境学研究所名誉教授)

古くから鱼介类をたんぱく源としてきた日本では、和食の根干をなすものとして「鱼食」を育み発展させてきた。かつて都のあった近畿地方を中心に、各地に広がる鱼介の保存食に焦点を当て、日本の知恵の结晶とも言える鱼食文化の意义について再考する。

海と鱼と渔业の未来―生物多様性と环境保全

松田裕之(横浜国立大学名誉教授、同大特任教授)

地球温暖化が急速に进行し、海洋环境の変化が悬念されている。海で野生生物をとる渔业も、乱获などの形で海洋环境や资源量に影响を及ぼしている。本稿では、渔业の未来を见据え、资源管理や环境保全の现在位置を検証する。

10年后の食卓―水产骋齿への挑戦

和田雅昭(公立はこだて未来大学教授、同大マリン滨罢?ラボ所长)

脱炭素社会の実現に向けて、各産業でGX(Green Transformation)への挑戦が始まっている。水産業では、スマート化により蓄積したデータをもとに、漁法別环境負荷を見える化。魚介類を事例として环境負荷指標を示し、食品における新たな価値観とは何かを考察する。

シリーズ 藤森照信の『建筑の原点』? 海草の家

藤森照信(建筑史家?建筑家、東京都江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)

建筑史家にして斬新な設計者としても知られる藤森照信氏が、建設物を独自の視点でとらえるシリーズ。今回は、デンマークの "海草葺きの家"に注目した。なぜ地に生える草ではなく、海の中で育つ海草を使って屋根を葺いたのだろうか。

「大阪湾おさかな牧场」构想 きれいな海から豊かな海へ

构想:大林プロジェクトチーム

古来、日本人の暮らしは有形、无形の海の恵みとともにあった。しかし近年、日本人は鱼をあまり食べなくなり、地域ごとにとれる鱼は海水温上昇などの影响により変化し、渔获量も减少倾向にある。现代の私たちは、その多様な恵みを未来に継承していけるだろうか。

そこで、本构想では、豊かな海と日本らしい多様な鱼食文化を守り育てる"海の牧场"の创生に挑戦した。広い牧场で牧草を饵として动物をゆったり育むように、自然の调整力を活かし、海を守り、鱼を育む、未来の养殖?渔场のあり方の提案だ。

●今までの养殖の概念が変わる

一般的にイメージされる海での养殖は、堤や网で囲った生簀などで鱼を育成したり、ロープに贝を吊るといったものだろう。これらは养殖でありながら海洋気象などの外部环境の影响をある程度受ける。また、过剰な给饵や养殖鱼のフンなどによる周辺海域への环境汚染が问题となっている。

「おさかな牧场」では、养殖のデメリットを缓和するだけではなく、施设があることで豊かな渔场(鱼の牧场)をつくることをめざしている。饵やフンなどの有机物は栄养源として无駄なく循环させ、施设周辺の海でも活用する。「藻」のブルーカーボン(海洋生态系への炭素固定)としての役割に期待し、ネイチャーポジティブ(自然再兴)への寄与もめざす。日本の鱼食文化に合わせ、多品目を丁寧に育てつつ、スマート技术を活用し、効率的で安定的な养殖业を実现する。

●楽しく日本の鱼文化を守る

沿岸の施设では、渔业の発展に欠かすことのできない稚鱼の育成や、渔业や鱼食の研究を行う。また、鱼食文化の継承?启発?体験の场としての役割も担い、亲水エリアでは钓りやバーベキュー、ダイビング、水中観察などのエンターテインメントを展开する。

以上

この件に関するお问い合わせ先
大林組 コーポレート?コミュニケーション室 広報課
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