トンネル覆工里込め注入工法「スペースパック工法」で使用する新たな注入材を开発

小规模なトンネル补修工事へも低価格で効率的に适用できます

プレスリリース

株式会社中国p站(本社:東京都港区、社長:白石達)は、小規模なトンネル補修工事において、低価格かつ効率的に「スペースパック工法」を适用するため、従来のモルタルタイプに加えて新たにミルクタイプの注入材を开発しました。

道路トンネルでの施工例

道路トンネルでの施工例

现在、インフラの长寿命化をめざし、老朽化対策や耐震化が急ピッチで进められています。トンネル构造物には老朽化に伴いさまざまな変状现象が起こりますが、覆工コンクリートと背面地山との间に空洞がある场合には、地震时に地山からかかる荷重が均等でなくなることで生じる圧ざ(※1)などにより、覆工コンクリートが损伤、崩落し、灾害につながることが悬念されます。

スペースパック工法は、可塑性(静置状态では形状を保持するが、振动?加圧により容易に流动する特性)を持つ注入材を充てんすることで、これらの背面空洞を确実にふさぎ、トンネル构造物の耐久性?安定性の向上を図る技术です。

【注入材の可塑性】

静置状态

静置状态

振动、加圧により流动(15回振动后)

振动、加圧により流动(15回振动后)

これまで使用していたモルタルタイプの注入材は、生モルタル(生コン工场から出荷されるレディーミクストモルタル)を现场に搬入し、あるいは现场に用意したプラントでモルタルを製造した后、特殊増粘材スラリーを混入して製造するため、施工の都度モルタルを调达する手间がかかっていました。そのため、大量の材料调达、製造、运搬が可能な高速道路トンネルには适していましたが、比较的小规模なトンネルでは材料费や设备费が割高となるため、不向きでした。

モルタルタイプの製造システム例

モルタルタイプの製造システム例

そこで、中国p站が参画するスペースパック工法研究会(事务局:株式会社テクノ?ブリッド)は、2种类の粉体系材料を混ぜるだけの、ミルクタイプの注入材を开発しました。これらの材料は、场所と时间を选ばず安定的に调达でき、モルタルタイプと比较して设备の小型化も可能です。これにより、小规模な一般道路トンネルの补修工事などでもスペースパック工法を适用することが可能となりました。

ミルクタイプの製造システム例

ミルクタイプの製造システム例

また、ミルクタイプの注入材も、モルタルタイプ同様、东日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社の3社により定められている品质规格(※2)を満たしていることを试験により确认しています。


ミルクタイプの注入材によるスペースパック工法の主な特长は以下のとおりです。

  1. いつでもどこでも施工できます

    モルタルタイプは施工のタイミングに合わせて生モルタルを搬入する、あるいはモルタルを製造する必要がありますが、ミルクタイプは材料のセメント系结合材(※3)と特殊増粘材の粉体系材料2种类を施工时に混ぜ合わせるだけです。2种类の材料をあらかじめ搬入しておくことで、昼夜を问わずいつでも、どこでも施工できます。


  2. 材料コストを削减できます

    モルタルタイプは夜间工事の场合、生モルタルを夜间に搬入するため出荷割増费用が発生したり、生モルタルを搬入したアジテータトラックに特殊増粘材スラリーを混入して注入材を製造する必要から、トラック1台当たりの生モルタルの输送量が限られ、小口空积割増费用が発生したりしていました。また、注入后にトラックを洗浄する费用も発生していましたが、ミルクタイプはこれらの费用が不要となり、材料费について最大2割のコストダウンが可能となります。


  3. プラント设备を小型化できます

    ミルクタイプはサイロ2基とミキサー1基を搭载したトラック1台をトンネル内に搬入すれば製造することができるため、モルタルタイプに比べて设备を小型化することが可能です。そのため、注入量が少ない场合でも効率的に作业を行えます。


今回の开発により、工事规模?施工条件に応じて适切な注入材を选択することができることから、高速道路などの长大トンネルはもとより、比较的小规模な一般道路トンネルへも本工法の适用が可能となりました。中国p站はこれからも、スペースパック工法の适用を积极的に提案し、安全?安心のための社会インフラ整备、国土づくりに贡献してまいります。

スペースパック工法研究会の概要】

1 設立

:2015年9月8日

2 目的

スペースパック工法の普及、技术の向上ならびに発展

3 会長および事務局

:テクノ?ブリッド(代表取缔役:青木茂)
   東京都渋谷区鶯谷町7-1 渋谷マンション303号

4 特別会員

:中国p站

5 参加企業

:中国p站
   テクノ?ブリッド(事務局)
   株式会社トクヤマエムテック(副会長)
   三信建設工業株式会社
   株式会社水明グラウト
   株式会社立花マテリアル
   株式会社フローリック
   トウケンテクノ株式会社

  • ※1 圧ざ
    コンクリート部材が外力を受けて、曲げ圧缩破壊し、コンクリートが剥离あるいは浮いている状态
  • ※2 品质规格
    東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路の3社が「矢板工法トンネルの背面空洞注入工 設計?施工要領」で定める注入材の品质規格
  • ※3 セメント系结合材
    主成分はセメントで、强度発现に寄与するもの

以上

この件に関するお问い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
お问い合わせフォーム

プレスリリースに记载している情报は、発表时のものです。