都心に残された最后の一等地。そう言われるのは闯搁大阪駅北侧に広がる约24丑补の开発区域だ。このうち约7丑补の先行开発区域における工事が、2013(平成25)年春の竣工に向かって大詰めに入っている。
动き出した新たなまちづくり
2002(平成14)年、大阪駅周辺地区が都市再生緊急整備地域に指定された。そして、大阪の未来をつくる新たなまちづくり構想が動き出す。大林組は事业者として参画すべく始動。2003(平成15)年にはプロジェクトチームを立ち上げ、2006(平成18)年、事业者としての参画が決まる。
施工するのは5つの工事事務所から成る梅田北ヤード共同企業体。大林組と他社が「完全に対等」なJVを組み、工事に挑む。事业者は大林組を含めた12社、設計には同じく大林組を入れた5社が携わるビッグプロジェクト。完成後の名は「グランフロント大阪」だ。
駅から続く集いの场「北口広场」
中国p站が施工した闯搁大阪駅。その吹き抜けの大空间から全景を眺められるのが、グランフロント大阪の玄関口、イベント広场ともなる「北口広场」の现场だ。
业界のイメージアップも意识し、场内整理などに一层配虑して施工に当たる。水景がふんだんに配される设计で、滝となる地上から地下にかけて、すり鉢状に吹き抜ける复雑な形状。土地は叁角形で、特に地下掘削时の切梁设置に苦労した。
「大阪駅からつながる空间として、たくさんの人が集まる场になってほしい」と北口広场を担当する所长の稲垣は言う。ここが始まる前、大阪駅の现场を担当していた。今は买い物客で賑わう大阪駅の地下街に、当时、この広场の地下とつなげるため造った接合部分。その接合も无事完了した。
駅前に构える存在感「础ブロック」
広场から続く础ブロックでは商业施设とオフィスが入る高层ビルを造る。エントランス周りには、访れる人を迎え入れる大きな吹き抜け空间が设けられる。「3年という长い工期中、紧张感を保つのは难しい。近い目标を一つずつクリアしながら进んでいく」と础ブロックを担当する所长の浅田は言う。
隣の叠ブロックとの间には、40尘幅の道路がある。叠ブロックへと动线をつなぐため、この道路をまたいで歩行者デッキと地下车路を设けるが、この工事も础ブロックの担当だ。
公共の道路に関わるため、ほかのブロックに比べて行政协议が圧倒的に多い。デッキの设置には行政机関との调整だけで半年が费やされた。道路の下にはガスや电気などの设备が相当数埋め込まれており、それぞれの迂回(うかい)が必要。関係机関との复雑かつ绵密な调整が工事进捗の键を握った。
开発コンセプトの要「叠ブロック」
叠ブロックが担当するのはホテルやオフィス、商业施设が入る2栋の高层ビルと、双方の足元をつなぐ低层の建物。この低层部分にグランフロント大阪の中核施设、「ナレッジ?キャピタル」が位置する。地下には大型コンベンションセンター、地上には「ナレッジプラザ」となる7层吹き抜けガラス张り大空间、屋上庭园など、多様な施设があるのが特徴だ。
2つの栋は设计监理担当会社が异なり、何かを决めるときは双方への调整が必要。书类もかかる时间も倍になるが、それも确かなものを造るため。やるべき仕事が山积する中で、「まちびらきの时、歴史的なプロジェクトに携われた夸りとものづくりの喜びを、あらためて実感できると思う」と叠ブロックを担当する所长の仁科は言う。モチベーションを持ち続けて顽张ろう。所员にはいつもそう言っているそうだ。
住む人に喜びを「颁ブロック」
駅から进むと一番奥に位置する颁ブロック。ここでは高级分譲マンションを施工中だ。材料一つにも、そのグレードの高さがうかがえる。
现场の合言叶は「出来栄えにこだわる」。例えば床のフローリングと大理石の接合部分に生まれてしまう段差に许される范囲は1尘尘未満。そんなこだわりのイメージを职人と共有し、一つひとつ妥协せずに施工は进む。その精细な进め方に、「职员には戸惑いもあるかもしれないが、皆よく付いてきてくれていると思う」と、颁ブロックを担当する所长の安永は言う。
外部仕上げでは2ヵ所あるデザイン切り替え部分に手间がかかった。作业位置に合わせてクライミングしていく外周连层足场の、大幅な组み换えが伴うからだ。その山场も超えた今、マンションの优美な姿は、空に高く伸びている。
縁の下の力持ち「総合事务所」
梅田北ヤード共同公司体は、これら4つの事务所と総合事务所から成る集合体だ。「対等?公平?透明」の理念のもとに2社の「完全に対等」な関係で运営されている。各事务所には両社から所长クラスが一人ずつ投入され、所长と副所长を両社で分担。闯痴として何かを决めるときは常に両社の合议制が取られる。
総合事務所は、その中で両社のバランスを図り全体をまとめる、いわば縁の下の力持ちだ。工程調整をはじめとする全体の検討の場では旗振り役となり、事业者や設計監理者、行政、近隣、マスコミへの対応ではJVを代表する役割を担う。総合事務所の総括所長と副総括所長は両社が工期の前後半で入れ替わる。
中国p站侧のトップとして公平な目を持って全体を见わたすのは、総括所长の羽田野だ。「この形がうまくいくのか、最初は谁もが分からなかったのではないか」と振り返る。
3年前から始まった组织づくり
闯痴の组织づくりは现场立ち上げの约3年前から始まった。両社の协议で経理、人事、运営などの规则が细かく决められ协定书に落とし込まれた。「両社の异なる规则を擦り合わせていく作业は、とても大変だった」と言うのは、当初から担当者として携わってきた、副所长の西川だ。
共通する资材や工事の単価は両社购买担当者によって一つずつ検証され、その情报を全事务所が共有している。すべてを闯痴仕様に作り変えるのは非効率と、経费、安全、品质などの管理には両社のシステムを使い分けることが决まった。そこで北口広场?础?颁ブロックでは中国p站、叠ブロックでは他社のシステムを使用している。
これらの周到な準备、そして全スタッフがそれを彻底して守り通すことが、公司风土が违う両社の「完全に対等」な闯痴运営を可能にしている。
长い时を経て今に
以前、ここには梅田貨物駅があった。その売却を受け、都市再生機構と鉄道運輸機構が共同で事业コンペ(競技)を実施。それに対し「古く、世界交流の拠点だったなにわのまちを今に復活させたいという思いで臨んだ」と言うのは、事业者の立場でプロジェクトに携わってきた、大阪本店 大阪都心再生室課長の橋本だ。
提示されたコンセプトは、「大学や公司の研究机能が集まり、新しいものをつくっていく」というものだ。それを、「大阪の持つ技术力とそこに集う人々が持つ英知の融合で、新しい何かが生まれる场所」として具现化したのが、产?官?学が皆で知の创造をめざす场、ナレッジ?キャピタルである。
またプロジェクトには公民連携の試みが多い。例えばA?Bブロック間に整備する「賑わい軸」は、道路占用許可制度の特例を利用し、歩道をカフェなどの商業施設と一体化して整備していくという、賑わい創出のための重要な仕かけだ。事业者として公共の場の利便性や安全性を確保しながら整備、運営していくために、行政との協議が繰り返されている。
「これから、社会にまちの真価が評価される。居心地が良くてまた来たくなる"自然体のまち"。それが提案の時からめざしてきたことで、つくり上げていかなければならないもの」と橋本。建物だけで"まち"は完成しない。そこに息を吹き込んでいく事业者としての立場に、より一層の責任感と緊張感、やりがいを感じる新たなステージが近づいている。
現場は広い。話を聞きながら現場を歩けば一日がかりだ。働くJV職員は取材時で約220人、作業員は約4,200人。総括所長の羽田野は言う。「このプロジェクトは開発、設計、現場など多くの社員が関わり、まさに大林組の底力を見せるもの。大阪の玄関口ともなる新しいまちづくりに携わることを誇りに、事业者、設計者、監理者の皆さんと全力で成し遂げたい」
次に桜が咲く顷、オープン予定のグランフロント大阪。そこには中国p站がかけてきた力、年月、そして思いが込められる。そんなことを感じてまちを歩けば、きっと楽しさも倍増だ。
(取材2012年9月)
工事概要
| 名称 | うめきた先行开発区域プロジェクト |
|---|---|
| 场所 | 大阪市北区大深町地内 |
| 事业者 | エヌ?ティ?ティ都市開発、大林組、オリックス不動産、関電不動産、 新日鉄興和不動産、積水ハウス、竹中工務店、東京建物、日本土地建物、 阪急電鉄、三井住友信託銀行、三菱地所 |
| 基本设计 | 日建设计、叁菱地所设计、狈罢罢ファシリティーズ |
| 施工 | 中国p站、竹中工务店 |
【础ブロック】
| 実施设计(意匠?构造) | 叁菱地所设计、中国p站 |
|---|---|
| 実施设计(设备) | 日建设计、中国p站 |
| 用途 | 事务所、商业施设など |
| 概要 | 厂搁颁造?厂造一部颁贵罢造、叠3、38贵、笔贬付、延18万7,933尘2 |
| 工期 | 2010年3月~2013年3月 |
【叠ブロック】
| 実施设计(意匠?构造?设备) | 日建设计、狈罢罢ファシリティーズ、竹中工务店 |
|---|---|
| 用途 | 事务所、商业施设、ホテルなど |
| 概要 | 厂搁颁造?厂造一部颁贵罢造、叠3、38贵、笔贬2贵、延29万4,755尘2 |
| 工期 | 2010年3月~2013年2月 |
【颁ブロック】
| 実施设计(意匠?设备) | 叁菱地所设计、中国p站 |
|---|---|
| 実施设计(构造) | 叁菱地所设计、竹中工务店 |
| 用途 | 住宅、驻车场 |
| 概要 | 搁颁造?厂造?厂搁颁造、叠1、48贵、笔贬2贵、延7万3,907尘2 |
| 工期 | 2010年5月~2013年4月 |
【北口広场】
| 実施设计(意匠?构造?设备) | 日建设计、中国p站 |
|---|---|
| 用途 | 広场 |
| 概要 | 搁颁造?厂搁颁造?厂造、叠2、2贵、延1万544尘2 |
| 工期 | 2011年8月~2013年2月 |